木匠からのお知らせ
円高
2013-12-04
今日は材料のお話、
アベノミクスとやらで確かに景気は上向いたようですが、
すると必ず円高という弊害がくっついてきます。
実は家具製作に必要な材料のほとんどが輸入品です。
もしくは原油を材料にした合成樹脂、
なので円高の影響はもろに家具の材料代に響いてきます。
材料を販売している商社やメーカーは円高を理由に、
いとも簡単に値上を言ってきます。
しかし我々はそうはいきません。
お客様の理解が得られるタイミングまで耐え忍ぶしかないのが現状、
お客様の中には企業努力が足りないのだろうと叱責される方もおられるのですが、
もちろん精一杯早く作る事で人件費の削減を図り、少しでもお安く出来るようにと、
努力は重ねているのですが、全てが単品ものでゼロから作る別注品となれば、
極端な機械化もできず自ずと限界がある訳で、
事が材料代の話なので、出来る事といえば材料の数を減らすか、
質を落として安いものに切り替えるかしか無く、そんな事をすれば当然
品質が落ちて行く事となり、結局誰も喜ばない結果になりかねません。
家具はその単価が高い事もあり、物価の超優良児です。ここ数十年上がったことがありません。
その中で我々製作者は必死で知恵を絞り、努力を重ねてこの水準を維持してきました。
しかし昨今安い輸入家具の台頭でその水準すら崩壊し、もはや限界値なのが現状です。
このままではお客様にとっても我々製作者にとっても、
夢のない世界になりかねません。
何よりも一人の職人としてそれだけは避けたい、
これから職人を志す者達に夢を持ってもらいたい。
私に出来る事はなんだろう、私に何が出来るのだろう。
お金ではない価値観を少しでも広められたら。
一人でも多くのお客様にありがとうと言ってもらえたら、
そこにしか突破口はないような気がします。
また話が変わってしまいましたが(笑)
毎回取り止めのない話ばかりで、大変申し訳ない。
アベノミクスとやらで確かに景気は上向いたようですが、
すると必ず円高という弊害がくっついてきます。
実は家具製作に必要な材料のほとんどが輸入品です。
もしくは原油を材料にした合成樹脂、
なので円高の影響はもろに家具の材料代に響いてきます。
材料を販売している商社やメーカーは円高を理由に、
いとも簡単に値上を言ってきます。
しかし我々はそうはいきません。
お客様の理解が得られるタイミングまで耐え忍ぶしかないのが現状、
お客様の中には企業努力が足りないのだろうと叱責される方もおられるのですが、
もちろん精一杯早く作る事で人件費の削減を図り、少しでもお安く出来るようにと、
努力は重ねているのですが、全てが単品ものでゼロから作る別注品となれば、
極端な機械化もできず自ずと限界がある訳で、
事が材料代の話なので、出来る事といえば材料の数を減らすか、
質を落として安いものに切り替えるかしか無く、そんな事をすれば当然
品質が落ちて行く事となり、結局誰も喜ばない結果になりかねません。
家具はその単価が高い事もあり、物価の超優良児です。ここ数十年上がったことがありません。
その中で我々製作者は必死で知恵を絞り、努力を重ねてこの水準を維持してきました。
しかし昨今安い輸入家具の台頭でその水準すら崩壊し、もはや限界値なのが現状です。
このままではお客様にとっても我々製作者にとっても、
夢のない世界になりかねません。
何よりも一人の職人としてそれだけは避けたい、
これから職人を志す者達に夢を持ってもらいたい。
私に出来る事はなんだろう、私に何が出来るのだろう。
お金ではない価値観を少しでも広められたら。
一人でも多くのお客様にありがとうと言ってもらえたら、
そこにしか突破口はないような気がします。
また話が変わってしまいましたが(笑)
毎回取り止めのない話ばかりで、大変申し訳ない。